卒業生対談

デザイン・アートコースの卒業生による、
学校生活・思い出を振り返る対談をご紹介します。

卒業生に、創進学園高校での生活や未来に向かって歩む
これからの展望を聞きました!

 

創進学園高校に入学したきっかけ

 髙橋  新(アラタ)くん、久しぶり!いきなりだけど、長岡造形大学に合格したんだって?おめでとう!さすがだね!

 神谷  ありがとうございます!いろいろ苦労しましたけど、何とか結果が出ました。髙橋さんもお元気そうで。先輩方はみんな元気でしたけど、髙橋さんは特に(笑)。

 髙橋  まあね(笑)、そういえば、新くんは当時2年生で唯一の男子だったよね。そんな中でも上手く過ごしていたし、相変わらず元気で安心したよ。

 神谷  はい、ありがとうございます(笑)。うれしいことに、今日は髙橋さんとの卒業生対談ということで、よろしくお願いします!

 髙橋  では、学校生活を振り返っていきましょう。はじめに、私の入学のキッカケをお話しするね。私の先輩が、この学校の1期生だったこともあって、この高校の存在は知っていたんだけど、第一志望への進学が叶わず、第二志望の創進学園高校に入学したって感じ。結果的にこの学校でよかったけどね。

 神谷  僕は、農業系の高校を受けようと思っていたんですけど、この高校を知ってから方向転換して、この高校にと決めて受験・入学しました。併願受験で、先輩も僕も似たような入学経緯ですね。

 髙橋  そうだね(笑)、私、最初はアニメの絵が描きたいなと思っていたこともあって、自分の好きを追いかけるキッカケになった気がする。あとから、グラフィックデザインを学びたいと思い始めて、それで、今の短大で学ぶことができているんだ。

 神谷  そうだったんですね!僕も、はじめはイラストなんかが描きたかったんです。その後、勉強するにつれて、グラフィックデザインやタイポグラフィーに興味をもって、これから大学でも勉強していきたいと思っています。ここも、結構似てますね。

 

学校生活と思い出

 髙橋  そもそもこの学校って、学年を通して和気あいあいで、一人ひとりの個性もあるけど、絵やものづくりが好きという共通点で繋がり、仲が深まっていく感じがあるよね。それぞれが刺激し合って、良いところを吸収しあえる雰囲気がよかったよね。

 神谷  うんうん、そうですね!自分なりにいろいろと努力できたのは、この環境があったからかも。

 髙橋  いやいや、新くんの頑張りがあったからでしょ(笑)。ちなみに、どんなこと頑張ってたの?

 神谷  高2の夏くらいから、タイポグラフィー(文字のデザイン)のノートを描いていたんですよ。造形大の受験でも、このノートのおかげでシッカリPRできて、評価をいただけたと思います。

 髙橋  えーすごいね!頑張ったんだね!!私は、ここに入学して、イチから絵の具の扱い方、絵の構図などを学んで、デザインの基本を身に付けた感じ。そのなかで、まずは自分の納得がいく作品を作り上げるという意識。それから、周囲からの評価に真摯に向き合うこと。これらを大切にする意識が自分の中に芽生えたことが、大きな収穫だったかな。

 神谷  たしかにそうですよね。僕は、自分のデザインに正面から向き合う、ねばり強さが身に付いたと思います。そして、それだけではなく、自分だけで取り組むときは作品のパターンが決まっていたんですけど、先生から与えられる課題があって、新しい視点や発想が芽生えたという感じもしています。

 髙橋  おぉー!いい感じでスキルアップしてるね!ほんと、友だちや先生とのコミュニケーションの中で切磋琢磨できた感じだよね。
特に卒業制作の時は、みんなで18〜19時くらいまで残って作品制作に取り組んだりしてたよね。受験対策のときは、実技はもちろん、面接まで先生方にもサポートしてもらって、大変なこともあったけど楽しかったなぁ。

 神谷  ホント、よい糧になりました。友だち同士では、授業で同じ課題を出されたとき、みんなで意見交換をして取り組んだことはよく覚えてるし、受験のときは、先生方にお世話になって、面接練習、実技の指導も頂けましたし。親身で、やさしいご指導でした。たまに厳しかったですが(笑)。

 髙橋  まあ、そうだよね(笑)でも、そんな苦労があったから、今こうしていられる訳だね。そうそう、新くんは、受験の時にどんな苦労があったの?

 神谷  そうですねぇ、デザインを勉強したいとフワッとは話せても、自分がやりたいことを明確に話すことができずに苦労しました。なので、友だちや先生との話の中だったり、もちろん自分の中でも、常にやりたいこと、自分のいいところを見つめ直して…。人の評価は一先ず置いておいて、自分にしかできないと思えることを、自分なりの言葉で表すことが大切なんだと思いました。

 髙橋  そうだよね、私もそう。面接対策では、はじめは曖昧な回答ばかりで、何をしたいのかちゃんと伝えられなかったなぁ。そこで、ちゃんと自分と向き合って、先生や友だちと話をするなかで、相手に分かりやすく、端的に伝えることの大切さを痛感したんだよね。

 

これから目指したいこと

 神谷  やっぱり、髙橋さんも同じようなところで苦労してたんですね。ちなみに髙橋さん、将来目指していることってありますか?

 髙橋  短大の同級生のデザイン力をみていると、自分はまだまだだなと思うんだよね。だから、発想力や構成力を上げていくために、自主的に制作活動に取り組んで、力を付けたいと思っているのね。そして、将来は高校の先生になりたくて。美術・デザインの先生になりたい。だから、これから教職課程に取り組んでいきます!

 神谷  先生に!すてきですね!僕は、大学で、自分のスキルをさらに追求したいと思っています。ほかの人とのコラボレーションもしてみたくて、そのためにも周りと積極的にコミュニケーションを取っていきたいと思います。将来、グラフィックデザイナーになりたいと思っているんですけど、どの分野、どんなポジションのデザイナーになりたいのか、自分なりの方向性を探していきたいです。

 

後輩のみなさんに一言

 髙橋  対談もそろそろ終わりにしないと。久しぶりにお話しできて、とっても楽しかったです。さて、これから入学するみなさんに一言ですね。わたしは入学当初、なんといっても、みんなと仲良くなれるか不安で…。周りのとの距離感の取り方が分からなかったんだよね。でも、ある時みんなで焼肉に行く機会があって(笑)。それからは、気兼ねなく会話できるようになったなぁ。だから、小さなきっかけを大切に、積極的にコミュニケーションを取るようにすると、きっと良い学校生活が送れると思います。

 神谷  僕は、コロナウイルス感染症の影響で、みんなと打ち解ける機会が少なかったんですけど、その中で、友だちの仲を繋げてくれる人がいたおかげで、周りと仲良くなれました。まずは、その繋がりを作ってくれた友だちには本当に感謝です。更に言えば、その繋がりの根底には、好きなものに共通点があったから、デザイン・アートが好きだという共通の想いがあったから、お互い仲良くなることができたと思います。後輩のみなさんには、その「好き」を大切にしてほしいと思います。

 二人  今日はありがとうございました!

 

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